20歳女 読書と問題回答の際の感覚の違いを覚える
学生の皆さん、これから勉強を始めようと思っている皆さん、受験を控えている皆さん、こんにちは。
現在国立大学2年生の者です。
私は、高校生のときは勉強ができないというよりは、うまく勉強のコツがつかめずにいました。
特に、中学校までは得意であった国語(高校にあがると現代文や古典ですね)が苦手になってしまいました。
どうやって読んでも作者の伝えたいこと、登場人物の心情などが当てられず、学校の先生に細かく教えてもらっても腑に落ちず、すっかり気持ちが落ち込んでしまいました。
私は数学が大の苦手で、文系の科目で点数を稼がなくてはならないと考えていたので、その要である現代文が取れないのは当時の私にしては非常に苦痛でした。
そこで、冬休みに集中して勉強できる場所を確保するために利用した予備校の冬期講習の講義で、現代文小説の解き方を教わりました。
とても当たり前でシンプルで、しかし私にとっては衝撃的でした。
センター試験の現代文小説は4択から答えを1つ選びますが、その選択肢の文章は、文章を構成するいくつかのキーワードがあります。
それを1つずつ本文と照らしあわせて誤りがないものが正解なのです。
これは、無意識的にできている人や、すでにそうやって選択肢を絞ることを知っている人からすれば余りにも当たり前のことなのかもしれません。
ですがこのやり方で問題演習を重ねてからというものの、点数が飛躍的にあがり、また安定して40点台を取れるようになりました。
私がそうだったのですが、本を読むのが大好きなのに、現代文の問題を解くのは苦手である人はいると思います。
そういう人たちにとって、自分で本を読み進める感覚と問題を解くために文章を読むときの感覚は全く異なります。
後者のほうがより多くの神経をすり減らしてしまいます。
そのため、この2つの行為は全く別物であると割り切ることが大事です。
ここ、この2つを割り切ることは、容易なことではありません。
特に私たちのように、読書が大好きなのに点数には反映されないひとにとっては、脳みそを切り替えることが難しいです。
ですが、これを早いうちから練習することで、点数が安定して、心にも余裕が生まれると思います。
私がその感覚を手に入れたのが冬休み明け、センター試験の直前だったので、夏休み中や、秋のうちにぜひこの感覚をつかんでほしいです。
拙い文章でしたが、この体験が、少しでも多くの人の役にたてますように。
ご精読ありがとうございました。
これからも一緒に勉強に励んでいきましょう。
40歳男 得意科目を伸ばして全科目が伸びる
現在独身の40代で教育関係の仕事をしています。
小学生の頃は勉強が苦手でもあり、社会の時間や国語の時間は特に退屈でした。
小学3年生の時に「くろう」「くふう」の区別が理解出来なかったのです。
もちろん成績は酷いもので、父親に通知表を見せるのが恐怖でした。
国語力はやはり簡単な活字を読む必要があるのでしょうか。
高校の頃にはこれでも9割以上は取れるまでに成長しました。
ただ伸びたきっかけは得意科目を伸ばす→他の教科も相乗効果で成績が上がる→苦手科目を克服するという順序でした。
私の場合は得意科目から数学、社会、英語、理科、国語の(中学)だったので、勉強すれば確実に点が取りやすい暗記科目の社会や英語(理解力も必要だが、やはり勉強しないと伸びない)など勉強して、自信をつけるということを目的としました。
塾の先生や教育関係の先生によっては苦手科目から勉強するという意見もあると思います。
ただここでの目的は自信を持つことと、勉強が楽しいと思えることなので、得意科目から伸ばすという作戦が有効に活用できると思います。
成績が中学1年の頃は平均点だったのが、卒業する頃には学年で20番以内までに入れるまで伸びました(在籍約300名)。
大学はMARCHレベルです。
これがハイレベルかどうかは別として、上位15%なので過去の私の学力からすればかなり伸びたように思います。
後悔している点として、姉に一度プライドを傷つける発言をしてしまいました。
僕の方が勉強できるよね…と。
嫌な人間だったなと思います。
学力と人間性は必ずしも比例しない。
つまりなんのための勉強かと問われれば成績が全てではないと思います。
勉強を教える仕事に従事する人間として、主要3科目が出来る人間で極端に他の科目が苦手という生徒はほとんど見たことがありません。
唯一伸ばすのが難しい科目は国語だと思います。
塾へ行く必要性があるとすれば現代文、古文だけかなと思いますが、好きこそものの上手なれ。
得意科目から勉強してみてはいかがでしょうか。
33歳男 ホワイトボード学習で苦手科目克服!
初めまして。
現在某大手通信会社に勤めている者です。
私は学生時代理数系が苦手で、よく友人から方程式や数式・公式を授業後に教わっていたのですが、それでも私は覚える事が出来ず、万年通信簿で2~3を行ったり来たりしていました…。
中学から高校に上がるときはまだそれでも他の教科でリカバリー出来ていたのですが、大学に進学しようと決意した時に、【志望大学に入学するためにそれでは駄目だ】と決意し、今回私が紹介する勉強法を実施しました。
万年2~3を行き来していた私が、成績を4!調子が良いと5!!に出来た私の勉強法をご紹介いたします。
社会人になるとよく、「アウトプットが出来て初めてインプット出来たと言える」と言われるかと思いますが、正しくその通りで、当時の私は友人に教わった事をただノートに記入して『暗記』のみに集中していました。
文系であればそれで対応出来る部分は多々あると思いますが、これでは理数系によくある『応用』に全然対応できません。
そこで私が思いついたのが、【ホワイトボードに問題を書き、それを誰かに説明出来るように解答する】という方法です。
今思い返しても、これは非常に理にかなった勉強法で、自分への復習になる以外にも、自分が分かっていなかったのですから自然と相手が理解出来るように【分かり易く伝える】という、社会に出て非常に重宝されるスキルの一つ、【伝える力】も同時に身に着けられる、画期的な勉強法だと思います。
この勉強法のさらに良いところが、これを実施して自分で理解出来、相手にも伝えられるようになると、それが自信になって新しいことをドンドン覚えようという【意欲】に繋がり、それがまた自身の成績アップになり、今度は友人たちから「教えて欲しい」という事に繋がり…という、【プラスのスパイラル】になります。
こうなると人間不思議なもので、苦手科目は気付いたら『得意科目』になり、文系は元から得意だった私は全科目で平均4.5の通信簿となり、志望大学に入学することが出来ました。
勉強方法で悩んでいる方は、是非一度、【教わったら、相手にアウトプットする】を習慣化してみて下さい。