勉強法体験談:自分に合った学習戦略の見つけ方

45歳 女性 私がアメリカの高校を卒業できた理由

外遊びが大好きでじっと座っているのが苦手な子供でした。

学校の授業中は上の空、休み時間になると張り切って校庭に飛び出していって体を動かす、そんな子供だった私。

小学校時代はテストはもちろんチンプンカンプン。

中学にあがり、転機がやってきました。

親の仕事の都合でアメリカに引っ越すことになったのです。

普通に勉強ができない上に、言葉もわからない。

友達と遊ぶことだけが楽しみだったのに、言葉がわからないから遊ぶこともできない、まさにピンチでした。

友達が欲しい、その一心で、和英・英和の分厚い辞書をカバンに入れて、毎日学校に通うようになりました。

クラスメイトとの会話はもっぱら辞書頼み、授業の内容もかみ砕いて教えてもらって、なんとか少しだけノートに書いて、家に帰ったら親と一緒に辞書をめくりながらの復習をしました。

あれほど勉強嫌いでじっと座っていることすら苦手だった子が、毎日辞書をめくって勉強をする生活になったのです。

そうして頑張り始めたのには理由がありました。

日本の中学校と違って、アメリカの中学校には自分と同じ学年なのに自分よりも年上の子がいました。

中学1年生のクラスなのに、私のクラスには16歳の男の子がいました。

きくと、その子は学力が低いため、実際の学年よりも遅れて進級しているとのことでした。

「このままだと、私も永遠に中学1年生のままだ!やばいかも!」、そう思って、泣きながらでしたが勉強に取り組むことにしました。

友達が欲しい気持ちよりも、進級したい気持ちが上回ったのです。

だって、永遠の中学1年生だったらずっと苦手な勉強を続けないといけないですからね!

幸いにも、私の周りには勉強を助けてくれる人がいました。

授業中ついていけないのは当たり前のこと。

だから学校から帰ったら、家庭教師の先生と一緒に、今日の復習と宿題をやりました。

それでもわからないところは、翌日にどうやって授業の先生に質問するかを教えてもらったりして、とにかく毎日毎日、地道な積み重ねを繰り返していきました。

気が付いたら勉強することが当たり前になっていて、苦手意識もなくなっていっていました。

無事に進級もできて、中学どころか高校も卒業できたのです!

勉強が苦手で困っている人がいたら、大丈夫だよ、と言ってあげたいです。

どんな人でも苦手なことはあるのです。

そして、どんな人でもその気があれば、少しずつ変わっていくことができると思います。

毎日の積み重ねを大切に、一歩一歩やってゆけば大丈夫です。

27歳、男性、紙に書いて覚える!

私は、現在長崎県に住むフリーランスの者です。

私は、18歳から27歳まで東京消防庁で勤務し、現在は長崎県の実家に住んでいます。

9年間、東京消防庁で勤務することができたのは、中学生時代、そして高校時代に勉学に励んだおかげだと思っています。

私が受験した東京消防庁採用試験は、倍率が13倍のとても厳しい試験でした。

しかし、試験1年前から公務員試験の対策を自分なりに行い、無事合格に至ったのです。

私は、中学生までは私見勉強というものをやったことがありませんでした。

やらなくても90点以上を取ることが、当たり前だったからです。

しかし、中学1年の後半から、次第に勉強についていけなくなり、歴史のテストで、40点台を取ってしまったのです。

私は、今までにそのような低い点数を取ったことがなかったので、とてもショックを受け、反省しました。

そして、自分の弱点に気づくことができたのです。

私は、数学のような一つの数式で様々な答えを導き出すことは得意だったのですが、地理や歴史、世界史のような、たくさんの固有名詞を暗記することが苦手だったのです。

弱点に気づいた私は、すぐに行動に移しました。

それは紙に書いて暗記する方法の実践です。

紙に書きながら覚えた単語等は、記憶に残りやすく、テスト前にこの作業を行うようにしたところ、次の歴史のテストでは80点台を取ることができました。

このように、私は勉強方法を中学1年生で改め、高校3年生になっても、そして社会人になっても、この書いて覚える方法を実践してきました。

この方法で、後悔したことはありません。

運転免許、危険物乙4類、救命士選抜試験等、社会人になっても様々な試験に合格しました。

これをご覧になられている方はどのような方法で勉強しますでしょうか。

もし、自分なりの勉強スタイルが確立されていない方は、この書いて覚える方法をお勧めいたします。

しかし、書く作業は膨大は時間を費やすことになるので、初めは、音読することから始めてみてはいかがでしょうか。

ご参考になれば、幸いです。

26歳男 研究者になったつもりで勉強すると赤点を回避できた

現在、北海道でフリーランスをしている26歳男です。

私は学生の頃、周囲より努力しないといけない人間であることに嫌気をさしていました。

言い換えれば、誰よりも勉強しないと追いつけない人間でした。

徹夜しても赤点、試験の1カ月前から復習しても赤点といったことは当たり前、人より努力してやっと平均にたどり着くことで一杯一杯でした。

何より、義務教育とは異なり進級や留年に関わることから、勉強できない現状を解決していく必要がありました。

その過程で生まれた新たな勉強方法で勉強することによって、飛躍的に勉強できるようになり、今では仕事に生かすこともできています。

まず、以前の私は書いて覚える勉強しかやっていませんでした。

書いて覚えるといっても、本当に覚えなければ意味がありません。

よく考えると、試験の時に「勉強したのに思い出せない」といったことが連発して起きていたのは、ただ書いてるだけで大事な中身を何も覚えていないのが原因だと気付きました。

すなわち、書くことが勉強であると思い込んでいたのが原因です。

試験の時に思い出せないのであれば、書いたところで労力と時間の無駄になります。

そこで私は書いて覚えることをやめ、見て覚えることに専念しました。

といっても、書いて覚えることをただやめた訳ではなく、余計なことを一切書かないのが重要です。

要点やポイントのみ書いて覚え、関連する文章や問題文を見て覚えることで、労力や時間が省けるようになりました。

労力や時間が省けることから要領改善に繋がり、スムーズに勉強できるようになりました。

そして、分からないことは誰かに聞くだけではなく、理解して覚えることが重要です。

「何でこういう答えになるのか」というように、答えを導くまでの過程や成り立ちを理解しておく必要があります。

早い話、研究者や専門家になったつもりで勉強すると良いです。

答えの裏付けができるようになると、要点やポイントも書いて覚える必要がなくなっていきます。

すなわち、その答えになる仕組みや構造も理解することで納得のいく勉強が可能になります。

私はこの勉強方法によって苦手だった証明問題も解けるようになり、試験の点数も全体的に改善できました。

勉強できるようにする為には、限られた時間を有効活用する為に要領を改善していくことが重要です。

要点やポイントを押さえ、仕組みや構造を理解する勉強を心掛けることが改善の糸口になります。

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